ふるさと納税で還元率で寄附するより限度額を計算して返礼品を決めるのがお得
ふるさと納税で返礼品を目的に寄附をするとき、還元率だけで決めていませんか?
還元率だけで見て決めていると思わぬ落とし穴にはまってしまいます。
なぜなら、限度額を超えてしまえば、それが全て寄附金になってしまうからです。
ふるさと納税で損しないポイントをピックアップしました。
寄附した後に後悔しないように今すぐ確認してください。
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ふるさと納税の還元率がいい返礼品は?
ふるさと納税は、地方の特産品がもらえること
そして、節税にもなるので知る人ぞ知る、お得な買い物です。
普段使うもの・食べるものは、購入した時点でお財布からお金が出て行くだけです。
しかし、ふるさと納税は一時的にはお金は出ていきますが、
「寄附した金額-自己負担金:2000円」は次の年に減税になります。
つまり、節税と商品が同時に手に入る、ということになります。
例えば、
山形県 三川町:【特別栽培米】つや姫20kg(5kg×4袋)
寄付金:20000円
山形県産 白米 つや姫. 平成28年産 5kg
購入代金:2480円×4袋=9920円
支払うお金だけみたら、当然ふるさと納税をする方が多く支払うようになります。
商品が同じでないことを考慮しても、絶対的にふるさと納税は損です。
ふるさと納税は「寄付金」扱いになることで、2000円だけ自己負担すればいいので
9920円のつや姫が2000円で購入することができます。
還元率:4.96倍
還元率だけみたら、高額返礼品の方が断然お得ですよね。
例えば
『カワイデジタルピアノ CN27R』
ふるさと納税・・・寄付金:200000円
Amazon・・・・・113400円
Amazonから購入した方が断然お得ですね。
でも、「寄付金-自己負担2000円」が減税になるので、
正味2000円でこのピアノがもらえるとしたら、
還元率:100倍です。
しかし・・・
ふるさと納税の限度額
自己負担2000円で113400円の『カワイデジタルピアノ CN27R』が
返礼品としてきたら、「浜松市」は大赤字です。
ここには、大きな落とし穴があるのです。
『ふるさと納税の限度額』
あなたの年収に対して減税の上限額が決められています。
例えば、
「独身の場合」年収
・ 300万円・・・27000円
・ 500万円・・・60000円
・ 800万円・・・129000円
『カワイデジタルピアノ CN27R』を2000円の自己負担だけでもらえる年収は
おおよそ:1000万円
仮に年収500万円の人が20万円寄附したら、
限度額:60000円 – 20万円 = マイナス140000円に自己負担2000円プラスすると
『142000円』の大赤字になります。
Amazonから直接「113400円」で購入したほうがいいです。
つまり、限度額までなら還元率が一番高くなる、ということです。
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ふるさと納税の限度額計算方法
ふるさと納税で寄附をした場合、「所得税」「住民税」から控除されます。
『ふるさと納税控除額』
・ 所得税の控除(還付)
『ふるさと納税(寄附)-2,000円』×所得税率(所得金額によって0~45%)
例:
10,000円を寄附、所得税率が10%の場合=800円が還付
※ 所得税率は所得金額によって異なります。
・ 住民税からの控除(基本分)
『ふるさと納税(寄附)-2,000円』×10%
例:
10,000円を寄附、住民税から800円が控除
・ 住民税からの控除(特例分)
『ふるさと納税(寄附)-2,000円』×『100%-10%(基本分の税額控除)-所得税率』
例:
10,000円を寄附、住民税から6,400円が控除
ふるさと納税の控除額=所得税分の控除額+住民税基本分の控除額+住民税特例分の控除額
面倒な計算をいとも簡単にできるサイトがあるので利用してください。
ポイント:
住宅ローン控除や医療費控除がある場合、
ふるさと納税の限度額が下がる可能性があります。
とくに住宅ローン控除は、それ自体金額が大きいので、限度額になることもあります。
ま と め
ふるさと納税の還元率を見るときは、
必ずあなた自身の限度額を知ることが大事です。
じゃないと、限度額を超えた部分は、単なる「寄附」になってしまうので、
損してしまいます。
(そもそも寄附がふるさと納税の趣旨なのですが・・・)
まずは、あなたの限度額を知ってから、お目当ての返礼品を考えてください。
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