カップ麺を毎日食べ続けると健康に影響が出てどんな被害をもたらすのか?
カップ麺(カップラーメン)は、地震などの災害が起きた時にとても役に立つ食品ですね。
また、お湯を入れるだけで簡単に食べれるので毎日カップ麺(カップラーメン)が主食と言う人もいるでしょう。
それに、有名ラーメン店の味が自宅で味わうことができるのもカップ麺(カップラーメン)の魅力です。
しかし、カップ麺(カップラーメン)ばかり毎日食べ続けていることで健康に悪影響を与えることがあります。
そして、カップ麺(カップラーメン)が健康被害を出していること知っていますか?
あなたは知らないかもしれない、カップ麺(カップラーメン)のスープが何からできているのかを・・・。
その秘密を紐解いていきましょう!
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カップ麺が健康に悪影響を与える「ウソ?ホント?」
カップ麺(カップラーメン)の基礎知識
『原材料名一覧(某メーカーのカップ麺を参照)』
・ 油揚げめん
(小麦粉、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、醤油、たん白加水分解物)
・ かやく
(味付卵、味付豚肉、味付えび、味付豚ミンチ、ねぎ)
・ スープ
(糖類、醤油、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、チキンエキス、ポークエキス、メンマパウダー)
・ 加工でん粉
・ 調味料(アミノ酸等)
・ 炭酸Ca
・ かんすい
・ カラメル色素
・ 増粘多糖類
・ 乳化剤
・ 酸化防止剤(ビタミンE)
・ カロチノイド色素
・ 香辛料抽出物
・ ビタミンB2
・ ビタミンB1
・ 酸味料
・ スモークフレーバー
・ 香料
(原材料の一部に乳成分、ごまを含む)
意外にビタミン系の栄養素も入っているのでそれほど健康に悪いイメージを持たないと思います。
しいて言えば、「野菜の栄養素」は不足している程度ですね。
栄養バランスを考えれば、タンパク質やミネラルなどがある食品を一緒に食べれば健康被害が起きないかもしれません。
次に「ラーメンの麺」について
カップ麺(カップラーメン)の麺は基本的に乾燥した麺が入っています。
その乾燥した麺は、製造工程での乾燥方法によって「油揚げ麺」と「ノンフライ麺」に分けられます。
・ 油揚げ麺・・・・・約150度に加熱した食用油で揚げて水分を蒸発(乾燥)させる方法
油で揚げているのでカロリーは高め
・ ノンフライ麺・・・熱風で水分を蒸発(脱水)させる方法
生麺に近い食感で低カロリー
「カップ麺(カップラーメン)栄養成分表(1食・77g 当たり」
・ 総エネルギー・・・・・・・353kcal
・ めん・かやく・・・・・・335kcal
・ スープ・・・・・・・・・・18kcal
・ たん白質・・・・・・・・・・10.7g
・ 脂質・・・・・・・・・・・・15.2g
・ 炭水化物・・・・・・・・・・43.4g
・ ナトリウム・・・・・・・・・・1.9g
・ めん・かやく・・・・・・・・・0.9g
・ スープ・・・・・・・・・・・・・1g
・ ビタミンB1・・・・・・・・・・0.2mg
・ ビタミンB2・・・・・・・・・0.22mg
・ カルシウム・・・・・・・・・・・95mg
・ 食塩相当量・・・・・・・・・・・4.8g
(めん・かやく: 2.3g / スープ: 2.5g)
エネルギー(カロリー)は油で揚げているので高めですが、
例えば、精白米(ご飯)「分量 100 g あたりカロリー356 kcal」ですが比べてもそれほど高カロリーではありません。
しかし、カップ麺(カップラーメン)が健康に悪影響があるのはスープだったのです。
カップ麺を毎日食べ続けることが生活習慣病を起こす理由その1
カップ麺(カップラーメン)が健康に問題あり!と言われる理由
1:油で揚げる
フライ麺は、油で水分を蒸発させています。
そのため使い回しの油で揚げているカップ麺の麺は毒性物質である過酸化脂質が大量に含んでいます。
カップ麺(カップラーメン)の蓋を開けたとき、鼻をつく匂いに気がついた人もいると思いますが、あれがそうです。
そして、カップ麺(カップラーメン)の賞味期限は異常に長いので、長く保管することで過酸化脂質は増加していきます。
他にも過酸化脂質を大量に含んでいる食品には、「ポテトチップス」「惣菜の天ぷら、フライ」などがあります。
カップ麺(カップラーメン)を食べた直後に腹痛や下痢を起こすのも、この過酸化脂質が原因なのです。
2:化学調味料が目白押し
カップ麺(カップラーメン)の美味しい秘訣は、スープです。
ラーメンスープには、「しょうゆスープ」や「味噌スープ」「とんこつスープ」など味が豊富です。
醤油や味噌、とんこつを濃縮加工して粉末にしていると思っていませんか?
実は、「白い粉(添加物)」をいい具合に調合して、ラーメンスープが出来上がるのです。
この魔法の粉は「化学添加物」と呼ばれているものです。
カップ麺には化学調味料、L-グルタミン酸Na(うま味調味料)が大量に使われており、味がわからなくなる、などの原因になります。
3:異常に多い塩分
厚生労働省が推奨している『2015年版:ナトリウム(食塩相当量)「目標量」は男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満』と設定されています。
実際には、カップ麺(カップラーメン)に含まれる塩分は、例えば上記に書いた「食塩相当量・4.8g」です。
1日に2食食べたら、目標値を超えてしまいます。
その他の食品からも塩分は摂取していますので、男女に関わらず約7割の人がこの目標量を超えています。
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カップ麺を毎日食べ続けることが生活習慣病を起こす理由その2
カップ麺(カップラーメン)が健康に悪いのはなんとなくわかっていると思います。
食べ続けることが生活習慣病になるリスクを高めてしまいます。
『過酸化脂質』
過酸化脂質は、腎臓から排泄されずに身体に蓄積されます。
その結果、動脈硬化を起こしてしまいます。
・ 動脈硬化しやすい
・ 心筋梗塞
・ 脳梗塞
・ シミ
・ ニキビ
の危険性があります。
『栄養成分の不足』
ポークエキスやチキンエキスなどの化学調味料が多く使われているカップ麺(カップラーメン)は、身体に必要な栄養成分が偏っていて不足がちになります。
例えば、ポークエキスは豚を原料にして、タンパク質を分解しアミノ酸やペプチドなどの旨味成分だけを抽出したものです。
しかし、豚肉を食べるのと違って旨味成分が濃いだけです。
なので、栄養バランスはものすごく悪いです。
また、タンパク質を分解しているためアレルゲン性は低いが、アレルギーを引き起こす可能性はあると言われています。
『濃い塩分濃度』
カップ麺(カップラーメン)に含まれている塩分は「食塩相当量・4.8g」です。
どの製品も大差ありません。
塩分摂取量が増えると
・ 血圧上昇
・ むくみ
・ 高血圧症
・ 腎臓疾患
・ 不整脈や心疾患
・ 尿道結石
などのリスクが高まります。
毎日お昼ご飯に「カップ麺(カップラーメン)』ばかり食べ続けていると、生活習慣病予備軍になってしまいます。
なぜなら、塩分の過剰摂取が続くと、ナトリウムを排出するために腎臓が頑張ってろ過し続けます。
それが腎臓に負担となり、血圧を上げたり、腎臓疾患を起こす可能性が高くなります。
ま と め
カップ麺(カップラーメン)は、健康被害を起こす危険な食べ物です。
それは、栄養バランスが極端に偏っていて、味が濃く、味覚が麻痺し、もっと強い刺激(味覚)を求めてしまいます。
その結果、うす味や自然な味がわからなくなってしまい、カップ麺(カップラーメン)中毒になってしまいます。
だからと言って、全く食べるなではなく、たまに食べる程度にして置いた方が健康維持には有効だと言うことです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもあなたの健康維持に役にたてば嬉しいです。
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