血圧が高くてめまいや吐き気がする時は病気のサイン?
病院や健康診断で血圧を測ったら異常に高くて、病気なのかと不安になってしまいますよね。
そして、めまいがしたり、吐き気が襲ってきたりしたら、夜も眠れなくなってしまいます。
実は、血圧が高くなるのは1つの症状にすぎないのです。
血圧が高くなって病気になるのではなく、どこかに異常があるから血圧が高くなっているとしたら?
血圧が高くなる原因を知ることで、改善すべき点や対処できることもあります。
原因を一緒に見ていきましょう!
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血圧が高くて吐き気やめまいを起こす血圧とは?
血圧とは、血液が血管を押す力のことを「血圧」と言います。
心臓から大動脈へ血液を押し出すとき、心臓は収縮します。
これが「収縮期血圧(最高血圧)」です。
高血圧は、繰り返し血圧を測っても最高血圧が140mmHg以上、
または、最低血圧が90mmHg以上なら、高血圧症と診断されます。
しかし、高血圧でめまいは起こりません。
でも実際に血圧を測ってみたら、最高血圧が高く、めまいがしている。という人もいるでしょう。
それは、高血圧が原因でなにかの疾病を発症している可能性があるから「めまい」がするのです。
他にも、めまいを起こすことで一時的に興奮状態になっている場合も血圧は高くなります。
血圧が高く吐き気がする場合もめまいと同じで、高血圧が原因ではありません。
血圧が高く吐き気がするのは、脳の血管が高圧力で押されるため、脳内の圧力が高まります。
そして、脳内圧力が高まることで、中枢神経が刺激され吐き気をもようします。
つまり、血圧が高くて「めまい」「吐き気」がするのではない、と言うことです。
『注意』
一時的な高血圧は、病気ではありません。
なので、そのまま放置しておけば、正常値に戻ります。
血圧が高いからと言って「降圧剤」の投与は危険なのです。
「降圧剤」は血圧を下げる薬ですが、血圧が急に下がった時に「めまい」を起こします。
これは、血圧の低下によって脳に必要な血液が届かなくなるからです。
血圧が高くめまいや吐き気を起こす原因
高血圧の原因は2つ
1:本態性高血圧
高血圧になっている原因が特定できないのが、本態性高血圧とよばれます。
これは、生活習慣や遺伝などが関わって高血圧症状を起こすと言われ、9割の人が原因がわからない高血圧症になっています。
「本態性高血圧になる原因」
・ ストレス
・ 過労
・ 塩分の摂り過ぎ
・ 不眠
・ アルコール摂取量の過大
・ 喫煙
・ 自律神経の乱れ
・ 運動不足
・ 肥満
・ 蛋白質・脂質摂り過ぎ
・ 加齢
2:二次性高血圧
身体の疾患が原因の二次性高血圧は1割程度です。
「二次性高血圧症の原因」
・ 20歳以下、50歳以上での発症
・ 診断時の収縮期血圧180mmHg以上、または拡張期血圧110mmHg以上
・ 急な高血圧や短期間での血圧上昇
・ 疾患
二次性高血圧は下記の疾患で引き起こされると言われています。
・ 腎実質性疾患
・ 腎血管性疾患
・ 原発性アルドステロン症
・ Cushing 症候群
・ 褐色細胞腫
・ 甲状腺機能低下症
・ 大動脈狭窄症
・ 脳幹部血管圧迫
・ 睡眠時無呼吸症候群
・ 薬剤誘発性高血圧
高血圧症は自覚症状はありません。
しかし、疾病などが原因での症状
・ 頭重感
・ 頭痛
・ めまい
・ 吐き気
・ 耳鳴り
・ のぼせ
・ 手足の脱力感
・ しびれ
・ 舌のもつれ
・ 意識喪失
・ 言語障害
脳に障害が起き始めると、言葉を話せなくなったり、手足にしびれがでます。
つまり、高血圧で病気になるのではないということです。
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高血圧でめまいや吐き気に苦しまないための予防策
高血圧は時として病気を引き起こしてしまします。
高血圧が続くと、脳血管障害や心臓系の病気の引き金になることがあるのです。
『偏った食生活・味覚障害』
食事が不規則だったり、高タンパク質、高脂肪の取り過ぎは高血圧になってしまいます。
まら、コンビニ弁当などの味が濃い外食ばかりしていると味覚障害が起きる可能性があります。
結果、食べ過ぎ・飲み過ぎを起こしコレステロールが高くなり、血管をボロボロにしてしまいます。
『睡眠障害』
睡眠障害がある人は、頚(けい)動脈の内壁が分厚くなっていて、それが血管を細くしてしまいます。
その結果、動脈硬化のリスクが高くなっているようです。
高まっていることも明らかになっているそうです。
睡眠不足は、血圧を高くしてしまいます。
また、中高年の寝不足は、高血圧になるリスクが高くなるという研究結果が出ています。
『運動不足』
運動不足は肥満やメタボリックシンドロームにつながります。
また運動不足は、糖尿病などを起こす危険性があると言われています。
『更年期高血圧』
40代以降の女性は、女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで血管の柔軟性を失い、高血圧になる人が増えると言われています。
「高血圧にならないための予防策」
『減塩』
食塩は血圧を上げる危険因子です。
なので、高血圧予防には「減塩」です。
現在、日本人の一日の塩分摂取量は10g未満が推奨されています。
高血圧患者は厳しい基準があり、1日6g未満です。
(日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインより)
『ミネラル(特にカリウム)・ビタミン』
高血圧の予防にはバランスのとれた食事です。
特に、新鮮な生野菜や果物でミネラル・ビタミンを進んで補給しましょう。
また、果物や生野菜に多く含まれるカリウムは、余分な塩分を排出する効果があります。
カリウムは腎臓が弱い人は摂り過ぎに注意してください。
『タウリン』
血圧を正常に保つためにタウリンを含んでいる食品を食べましょう。
タウリンが多く含まれているのは、魚介類、いかやたこです。
『睡眠』
最低でも6時間の睡眠は取るようにしてください。
最適な睡眠時間は8時間です。
『運動』
ウォーキングなど、軽めの運動を心がけてください。
ま と め
血圧が高くなる要因として、タバコがあげられます。
肺がんや咽頭癌になる確率が高いのもタバコを吸っている人です。
たばこを1本吸うたびに、血圧が10~20 mmHg上昇します。
また、イライラすることでも血圧が高くなります。
健康的な生活は、よく眠り、よく食べ、よく動く、ことが大切なのですね。
病気にならない身体作りには、タバコは必要ないのかもしれません。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもあなたの健康維持に役にたてば嬉しいです。
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