脳が疲労を起こす原因、そしてどんな症状が出るのか今すぐチェック
疲れが取れなく、病院で検査をしても原因不明なのは、もしかしたら「脳の疲労」かもしれません。
ストレス社会で生活していると、知らず知らずに脳は疲れているのを知っていますか?
しかし、脳が疲れているなど、思ってもいない人が多くいます。
慢性的なストレスで、脳がキャパオーバーになることを「脳疲労」といい、深刻な病気を引き起こすこともあるのです。
ここでは脳疲労が続くと人はどうなってしまうのか、脳の疲労回復を中心に解説しています。
<スポンサードリンク>
脳が疲れると頭痛やうつ病が症状として出る
「最近寝ても寝ても疲れがとれない」と感じるのは、実は、『脳の疲れ』からきているのかもしれません。
脳はあなたの身体を支配(コントロール)している臓器です。
脳が疲れを起こし、臓器や筋肉などに正確な命令を与えられなくなった状態を「脳疲労」と呼ばれています。
脳疲労とは、異なる大脳の関係が悪くなりケンカをしている状態です。
大脳には、
・ 大脳新皮質・・・言語や論理、芸術などを理解する能力
・ 大脳旧皮質(大脳辺縁系)・・・食欲や睡眠、感情などの本能、欲を出す
この2つがセットで活動しています。
しかし、ストレスや疲労が溜まると、2つの大脳のバランスが崩れてしまいます。
『脳疲労の症状』
・ 身体的異常
疲れから食に走ってしまうような症状がでます。
例えば、「過食」「嗜好異常」「摂食障害」などが起きてしまいます。
これが、味覚が異常をおこすため、美味しいと感じることでお腹一杯に食べてしまいます。
何を食べても美味しいと感じることはつまり、肥満や生活習慣病の原因を作ってしまいます。
・ 精神的異常
大脳の働きに自律神経をコントロールする機能があります。
自律神経のバランスが崩れると、精神疾患を起こします。
例えば、自律神経失調症や更年期障害です。
これらの症状が悪化すると「うつ病」になってしまいます。
・ 内分泌異常(無排卵症・無月経症)
大脳のバランスが崩れるとホルモンの働きが悪くなり、女性なら月経不順になったりします。
男性・女性に関係なく更年期障害に似た症状がでます。
・ 認知能力異常
・ 集中力低下
・ 記憶力低下
・ 判断力低下
・ コミュニケーション能力低下
・ 思考力低下
・ 注意力低下
など、頭が常に活動する全てにおいて機能が低下してしまいます。
つまり、脳が疲労をおこすと、日常生活のパフォーマンスが低下してしまうということです。
誰でも起きる可能性がある「脳疲労」の原因とは
脳が疲れをおこす「脳疲労」は、誰にでも起きることです。
しかし、脳の疲れを放置していると、先ほどのような症状を訴えるようになります。
では、脳が疲れたと感じる原因は?
1:精神的ストレス
人間関係や仕事の悩み、お金の不安など心に摩擦が起きることで脳疲労がおきてしまします。
例えば、あの人と意見が合わない、のは、思考も生活環境も生まれも違うのに自分の意見に合わせろ!
と、いったようなすれ違いが過度のストレスを生んでしまいます。
その結果、考えなくてもいいようなことまで考えて疲れてしまう。
不安や恐怖を感じている時、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなものです。
これでは、脳が疲れてしまいます。
2:情報の氾濫(増加)
パソコンやスマホの登場で、消化しきれないほどの情報を脳に詰め込みすぎで脳は疲れています。
人間が処理できる情報量は太古の時代より変わってはいないのに、情報量は10年前と比べ410倍になっているというデータがあります。
暇さえあれば、スマホやパソコンでニュースを見てしまう。
そんな経験はあなたにもあるでしょう。
些細なことですが、脳を休ませる暇を与えないのです。
3:慢性的寝不足
身体と精神の疲れをとるのに必要なのが、睡眠です。
しかし、現代人は仕事やプライベートでも忙しいで慢性の寝不足になっています。
朝スッキリ起きれない、のは睡眠時間が足らないのが原因です。
また、残業続きで深夜の帰宅、では脳も休む暇がありません。
その状態で翌日になれば、仕事に行くのですから、睡眠不足が蓄積され、脳疲労がおきてしまいます。
4:栄養不良
コンビニ弁当や外食、偏食で健康的に生活するための栄養が不足しています。
また、ポテトチップスばかり食べていると、脳にエネルギーが供給させません。
脳が必要なエネルギー源は、ブドウ糖だけです。
なので、脳が慢性的なエネルギー不足になっています。
<スポンサードリンク>
脳の疲れの取り方、改善方法
1:深呼吸
オフィスでもできる気分転換は、深呼吸です。
吸った時にはお腹がふくれ、吐いた時にはお腹が凹むほど吐き出す。
おへそに意識を集中して、鼻から息を大きく吸い、お腹に空気を入れます。
吸った息を口からゆっくりと吐きだします。
深呼吸をすることで体中の血液がの流れがよくなります。
当然、脳内の血流を活発化させ、隅々まで酸素を行き渡らせます。
2:脳の栄養補給
筋肉などを動かすエネルギー源は、三大栄養素 (炭水化物・たんぱく質・脂質)が使われます。
しかし、脳はブドウ糖しか利用できません。
これは、エネルギーに限った栄養です。
それ以外にも脳が必要としている栄養素はあります。
「脳に必要な6つの栄養素」
・ ブドウ糖
・ 脂肪酸
・ リン脂質
・ アミノ酸
・ ビタミン
・ ミネラル
体重にしめる脳の割合は、たった2%です。
しかし、エネルギーの消費量は18%も使われています。
なので、身体の司令塔の脳が栄養不足になってしまっては、身体も精神もうまく機能しません。
3:昼寝
脳の疲労をとるのは、睡眠です。
睡眠時間が不足している人にオススメなのは、「昼寝」です。
そして、昼寝はどんな場所でも寝ることができます。
寝る時間は10〜20分です。
ま と め
脳の疲れが身体的異常や精神的異常を起こすことがご理解できたかと思います。
もし、下記の症状があるのなら、「脳疲労」しているかもしれません。
「脳疲労度」の自己診断11ヶ条
・ 夜中に目が覚めたり、用もないのに朝早く目覚める
・ 寝付きが悪い
・ 食事がおいしいと思わない(習慣で食べるか、無理に食べる)
・ 便秘する
・ からだを使わないのにへとへとだ
・ 気持ちが沈んで暗い
・ 希望が持てない
・ 考えがまとまらない
・ イライラする
・ 不安だ
・ 自分は価値がない人間だと思う引用「脳疲労とは – BOOCSクリニック福岡/」
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもあなたの健康維持に役にたてば嬉しいです。
<スポンサードリンク>
最近のコメント