刺身についてくる「つま」の意味とその種類そして健康効果について
刺身に必ずついてくる「つま」
それがなぜついてくるのか疑問に思ったことありませんか?
刺身の「つま」には深い意味があるのを知っていましたか?
ただ、見た目がゴージャスなだけで刺身に「つま」がついている訳ではなかったのです。
そんな刺身とつまの関係、そしてつまが健康に効果があるとしたら・・・
あなたの素朴な疑問にお答えします。
刺身と「つま」の深い関係を・・・。
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刺身のつまの本当の意味とは?
スーパーで売られている刺身の盛り合わせにも、必ず「つま」はつきものです。
料亭や居酒屋で刺身を注文すると、「つま」が山盛りでついてきます。
では、刺身に必ずついている「つま」の意味とは?
配偶者の意味での「妻(つま)」と刺身に添えてある「つま(妻)」は同じ漢字が使われます。
はっきりした語源はわかりませんが、
『刺身のそばに置かれることから、夫婦の「妻」になったと言われる』
(語源由来サイトから引用)
一般的には、刺身についてくるつまは、ソウメンのように細長く切った大根を思い出しますよね。
刺身は、魚を生のまま食べますので、その時の『毒消し』の効果で「つま」を食べます。
同じように、青しそ(大葉)もつまと同じように殺菌作用があるので刺身についてきます。
これらは、先人たちの知恵から来たもので「食中毒を防ぐ」意味があります。
他には、例えば、マグロの次にサーモンを食べる時、どうしても口の中が「マグロ」になっているので、臭い消しの意味合いもあります。
他の種類の刺身を食べる前に、「つま」をそのまま食べることで次の刺身の味を引き立たせてくれる効果があります。
つまり、刺身の『生臭い匂いを消す』ためや、『見た目』そして『刺身が傷むのを防ぐ』効果があるのです。
刺身のつまが胃腸を健康にする効果
刺身の「つま」を残すなんて、モッタイナイことしないでくださいね!
「つま=大根」には、ビタミンC、ビタミンA、ジアスターゼやアミラーゼなどの酵素が多く含まれています。
特に、ビタミンCや酵素は熱に弱いので生で食べることで効果が発揮できます。
そして、大根の消化酵素『ジアスターゼ』などの酵素が、消化を助け腸の働きを整えてくれる効果があります。
また大根のからみ成分は、消化を促進する働きがあるのです。
『大根の効果・効能』
・ 消化を助け胃酸過多の改善
・ 二日酔い
・ 動脈硬化・脳卒中・心筋梗塞の予防
・ 胃潰瘍・胃炎の予防
・ 便秘解消
「免疫力の向上」
ビタミン類が豊富に入っているため、風邪や生活習慣病などから病気になりにくいと言われています。
また、大根のからみ成分は、殺菌作用、そして消炎鎮痛作用の向上に役立ちます。
「整腸作用」
大根の消化酵素が、炭水化物やタンパク質、脂質の分解を助けることで、胃腸の負担を和らげ効果が期待できます。
脂の乗ったマグロの刺身をたくさん食べた時など、「つま」を多めに食べることで、消化促進に効果があります。
「代謝を高める作用」
大根には、体の代謝を高めて脂肪をつきにくくし、血液をサラサラにする効果が期待できます。
「抗酸化作用」
大根が持っている様々な栄養素が抗酸化に役に立ちます。
体内の活性酸素を除去し、老化を予防します。
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刺身の美味しい食べ方「マグロ」「ぶり」「サーモン」
一般的な刺身の食べ方は、「わさび醤油」ですね。
それ以外に「意外」な食べ方を紹介します。
「白身魚」・・・タイやヒラメ、カレイ、アイナメ、カサゴ、アンコウ、キスなど
材料:納豆・塩麹(こうじ)・はちみつ梅・ゴマ油 ・青ネギ
納豆と梅干を包丁で叩いて、材料と混ぜるだけでできる梅納豆ダレです。
「赤身魚」・・・マグロやカツオ、イワシ、アジ、ブリなど
材料:オリーブ油に塩、コショウ、バジル
材料を混ぜて、カルパッチョ風にして
材料:コチュジャン・酢・ごま油・しょうゆ・酒・みりん
材料を混ぜるだけ
「サーモン」
材料:玉ねぎ・セロリ、トマト、鷹の爪、醤油、オリーブオイル
サルサ風ピリ辛ソースの出来あがり。
「ぶり」や「マグロ」は脂が多いので、そのままでは醤油をはじいてしまい醤油がつきにくいですよね。
そんな時は「つま」をのせることで刺身醤油が程よくつきます。
おためしあれ!
ま と め
普段なら残してしまう「つま」ですが、刺身についている意味を知ると、食べたくなってしまいませんか?
消化・吸収の役にたち、便秘改善や整腸作用をもっている「つま」はけして脇役ではありません。
それは、先人の知恵が詰まった「刺身とつま」の関係が意外にも、身体のことを考えたものだと感心してしまいます。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでもあなたの健康維持に役にたてば嬉しいです。
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